Last modified: Sat May 22 19:42:38 JST 2004
つづく。何度か逆車線を走りそうになりながらも、Hyatt Regencyに着くことは着いた。 ホノルル空港に着いてからのトラブル続きで、 もう冷汗まみれである。
車寄せに車を停めると笑顔を纏ってボーイが近付いて来た。 ここが緊張の時である。はじめてのチップである。 日本ではもちろんのこと、長いこと滞在したことのあるオーストラリアでは、 チップを配るという風習が全くない。ということで、 私は生まれて初めて人にチップというものを配ることになるのだ。 「地球の歩き方」等のガイドブックを読み漁ると、 「ちゃんとチップをやるように」とシツコク書いてある。
`Hi, may I help you?'なんだか良く分からんが、荷物は運んでくれて、 鍵を預けておけば車は駐車場に停めて来てくれるらしい。 ということは、チップ確定なのだ。 仕方がない。$2渡しておく。
`Yeah, I'm staying tonight and should I park my car here?'
`OK, I'll take the baggage. Please leave us the car key and we'll take care of the rest'ってたったの2ドルなところが、実にケチである。
Hyatt Regency は、 つい先日借金まみれなことが報道されまくっていた千昌夫が、 以前有していたホテルの隣である。 実は、このホテルでは10日まで、仕事に関係するある重要な会合が開かれていて、 危なく関係者と鉢合わせしてしまうところだったのだが、まぁ、どうでもいいか。
綺麗なホテルで、従業員も感じが良い。立派な一流ホテルである。 だが、あまり周りを見ることもなく、早速寝る。
部屋の感じ。
部屋からの眺め。
だけど寝る。危なく夜まで寝てしまうところを、夕方には御主人様(仮名)に叩き起こされた。 実は、今回の旅行の第一目的は鯨見物である。 ボートで沖に出て、なるべく近くで見るのだが、これは完全予約制である。 もし見ることが出来なければ、 「また行く」などと言い出されてしまうかも知れない。 こんな安月給のサラリーマンにそれは酷である。ちょっと勘弁してもらいたいのだ。 何につけても、予約をせねばならぬ。
ということで、鯨見物ボートの予約の電話をした。 すると、Lahainaの店まで来てもらえば、 安くなるようなことを言われたので、しぶしぶ車に乗り込み、行ってみたのだ。 また恐怖の右側通行である。恐い。
なんなく店は見つかり、無事予約。そもそもLahainaは元々捕鯨の町で、 現在では完全な観光地である。
お土産屋がわんさかある。 今から荷物を増やすのもナンなので、買物は控えたが。 夕食はガラにもなく、 Lahaina CenterにあるHard Rock Cafe Mauiでチキンサンドをパクつく。