2000年7月後半の「がまんしましょう。」


00.07.16,Sun無事に帰宅してみる。
00.07.17,Mon職場に復帰してみる。
00.07.18,Tueメールで済ませてみる。
00.07.19,Wedバランスを取ってみる。
00.07.20,Thuエアコンを点けてみる。
00.07.22,Sat川に色んなモノを落してみる。
00.07.23,Sun実家でもゴロゴロしてみる。
00.07.24,Mon食後に気を失ってみる。
00.07.25,Tue音で心を洗ってみる。
00.07.27,Thu深夜の会社で途方に暮れてみる。
00.07.28,Fri久々にゲーム仲間に会ってみる。
00.07.29,Sat一人寂しく過ごしてみる。
00.07.30,Sun鰻を食べ損ねてみる。
00.07.31,Mon後向きに倒れてみる。

00.07.16,Sun 「無事に帰宅してみる。」

5:30に新潟港に上陸したのだ。

んで、北陸道と関越道をふっ飛ばして何とか10:30に無事に自宅に到着。 ちなみに、どうやったらそんなに早く着くのかは秘密である。

晩は御主人様(仮名)の実家を訪れ、宅急便で送っておいたカニと活きウニを、 義父義母と兄家族と一緒に堪能した。あっと言う間になくなってしまったが、 美味しそうに食べてもらって、単純に嬉しい。

それにしても東京は蒸し暑い。 北海道のからっとした暑さとは違い、これは蒸し風呂のようである。 だが、我々夫婦は貧乏症であるから、エアコンは着けない。 だから、風通しを良くしようと思って台所の窓を開けようとしたら、 何故だか既に全開であった。

よく見ると、床に雨が乾いた後が。 ということは、旅行中ずっと開いていたということか。 そりゃ窓全開で台風を迎えれば、床も水浸しになるのは当り前である。大失態。

まぁ、乾いているからいいか。って、そういう問題か?


00.07.17,Mon 「職場に復帰してみる。」

嗚呼、会社よ、何故そこにあるの?

いつもながら長期休暇後の会社と言うものは、 世の中で最も要らないモノ、ナンバー1である。 台風によって吹き飛ばされたり、地震によって崩壊したり、 誰かの爆弾で木っ端微塵になっていればイイと自分勝手に願うものなのだが、 世の中そうはうまく行く訳がない。

だるいし、やる気が沸かない。

なのに、容赦はない。

復帰初日から終電で帰宅とはどういうコト?


00.07.18,Tue 「メールで済ませてみる。」

あっついなぁ。

と思って目が覚めた。寝汗をかいている。今何時だろ。

がーん。

もう会社の机に座って仕事をしていなければならない時間ではないかっ。 こんな大寝坊は入社して以来初めてである。いわゆる無断欠勤。 最低最悪の事態である。やっぱり旅行の疲れが取れていなかったに違いない。 でもこの事態を少しでも改善するなら、どうにかして上司に連絡をとらねばなるまい。

奥義発動である。

リモートで職場のマシンにloginして、 午前中は休みを取ることを上司にメールに書いて送信。 こういう時に、ネットワークは便利なのだ。 直接、接触することなくコトを穏便に済ませる。 こういう時にはうってつけの手段である。

えーと、出社したら顔をあわせるんだけどね。 っていうか、何の解決にもなっていないじゃん。


00.07.19,Wed 「バランスを取ってみる。」

健康診断があって、都心に出たのだ。

実は、昨日の21時以降は飲み食いを禁止されていた。 聞く所によると、バリウムを飲まされる訳でもないのに、 食事制限があるとは何ともやり切れないモノである。 もっとも、血液検査があったから仕方がないらしいのだが。

この炎天下、何も飲んじゃイケナイというのは、辛いぞ。

健康診断の結果としては、太っているコト以外は、別段問題なかったのだが、 問題はその後に実施された体力測定である。ほとんどの項目に於いて、 平均よりやや悪い。最近は運動らしい運動を全くしていないので、 平均より良いとしたら、そっちの方がオカシイのであるが、 やっぱりこういうのを見るとがっかりしてしまうなぁ。嗚呼、ダメ人間。

唯一平均以下ではなかったのは、平衡感覚。目を閉じ、手は腰に当て、 片足を挙げて、どれだけの時間バランスがとれるかと言うヤツである。 これは大幅に平均を上回ったのだ。へへん、 小さい時から電車通学をしていた成果がこういう所に表れるのだ。

って、全然自慢できることではないのが悲しい。やっぱりダメ人間。


00.07.20,Thu 「エアコンを点けてみる。」

横浜では大花火大会が開催されており、折角お誘いを受けているにもかかわらず、 お得意のゴロゴロで一日を過ごしてしまった。

やっぱり、先日の北海道旅行から 帰って来てからロクに休んでいないので、シンドイ。 それに昨日、 勤務時間後に職場の食堂でビール祭でしこたまビールを飲んだので、具合が悪い。 こんな状態で、この炎天下、どこかに行こうと言う気分が起こる筈がない。 家でゴロゴロしている方が良いに決ってるのだ。

ちなみに、ドケチな我が家では、今までエアコンを点けることがなく、 暑い中、どくどくと汗をかきながら御主人様(仮名)と睨みあっていた。 が、今日は睨みあっているうちに意識が遠のいて行く感じがしたので、 埃の積もったリモコンをがっしと掴み、ピ と電源を入れてしまった。 負けは負け。御主人様(仮名)の方が我慢強いようである。

そんなことより、とにかく今まで点けなかったことを思いきり後悔。


00.07.22,Sat 「川にいろんなモノを落してみる。」

久しぶりのBBQである。

以前購入したColemanのツーバーナーが、 ようやく役に立つ時が来たのだ。実は、 この時の『ツーバーナーを買った』という日記を読んで、 「行く時は誘ってね」と声をたくさんかけられたのだが、 実際に「行こう」というお誘いは初めてである。 いつものBBQメンバーからのお誘いとは言え、嬉しい。

今回は、相模湖のちょっと先、道志川の上流の方のキャンプ場に行ったのだ。 近いので高速道路を利用するまでもなく、1時間半ぐらいで到着。 早速、川に足を突っ込む。冷たいっ。連日の暑さを忘れてしまいたくなるような清流。 ああ、これぞ川辺のバーベキューの醍醐味である。

ばしゃ。

と、参加者の一人がケータイを川に落してしまった。 誰か何かやらかすとは思ったが、まさか本当にケータイを落すなんて。 仕方が無いので木の枝にかけて干す。

皆で乾杯した後、御主人様(仮名)も川に浸りに行った。 と、振り向くと、何故か彼女は全身ビショ濡れだった。 「いやぁ、水も滴る良い女ってか?」なんて冗談を言っている場合ではない。 足を突っ込みに行っただけの筈なのに、全身が濡れているとはどういうコトだ。 どうやら酔っ払って20cmの浅瀬でコケたらしい。ということで、 彼女の短パンとTシャツはケータイの横にぶら下がることとなったのだ。

たのむよ、ねーちゃん。

御天(下井草)「ラーメン」替玉


00.07.23,Sun 「実家でもゴロゴロしてみる。」

なぜか実家でゴロゴロである。

ちなみに、念のため明記しておくが、 「なぜか」は「ゴロゴロ」にかかるのではなく、「実家」である。 休日になれば私がゴロゴロばかりしていることは、もう周知の事実である筈。

えーと、なぜ実家かというと、母親が家を空けることになってしまったので、 愛犬の世話をせねばならない。 ということで、昨晩より御主人様(仮名)と実家に泊り込んでいるのだ。

しかし、泊まって気づいたのだが、 実家のエアコンは我が家のエアコンより効きが良い。非常に涼しい。 更に都合が良いことに、電気代は実家もちである。こんなに涼しいのにタダなのだ。

ということで、今日の分の餌をやったのだから、さっさと帰れば良いのに、 誰も居ないのを良いことに、2人で実家でゴロゴロしているのだ。うーん、快適。

だが、世の中そんなに甘くはない。

冷蔵庫の中の冷たい飲物を勝手にがばがば飲み、 エアコンをガンガンに効かせた部屋に居たら、見事にお腹が下ってしまった。 トイレに入ったきり、全然出れない。ということで、我が家に帰りたくても、 帰れなくなってしまったのだ。

やはり天罰が下ったのか。


00.07.24,Mon 「食後に気を失ってみる。」

雨が降った所為か、夜が過ごしやすい。

のは良いのだが、やっぱり終電で帰宅したので、あんまり恩恵には被れない。 しかも、帰宅して飯を食ったら、その場で気を失ってしまったので、 日記に書けるような出来事はなかったのだ。

うーん、敢えて書くとすれば、 昨日壊した腹が直ったコトぐらいか。

と、書いた直後に脱力。


00.07.25,Tue 「音で心を洗ってみる。」

終電より前に帰ることができた。

深夜零時まで営業している駅前の本屋に立ち寄る。

いつもなら既に閉まっているのだが、今日は間に合った。

本当は、本屋をぶらぶらするのが大好きなのだが。

背表紙を眺めながら、何を買うでもなく。

と、バッハの無伴奏チェロソナタがBGMで流れて来る。

スピーカーの下に移動して、本を読むフリをしながら耳を傾ける。

Anner Bylsmaの新しい方の録音だ。

そういえば、音楽に耳を傾けるのは久しぶりだ。

もう夜も遅いけど、家に帰って続きを聴こう。


00.07.27,Thu 「深夜の会社で途方に暮れてみる。」

なんだか最近、恒例になりつつある「終電逃し」をまたやってしまった。

相変わらず殺人的な仕事量。

だが、いつもと違うのは、タクシー代を持ち合わせてなかったということなのだ。 というのも、今日都心で開催された送別会の会費を払ったおかげで、 お金がなくなってしまったのである。 もちろん仕事が終らないので、送別会には出席はならず。 まったく何のために金を払ったのかわからん。

所持金1,000円では、到底、家には辿り着くことはできないのだ。 とりあえず椅子でも並べてその上で寝るか。

悲しい。


00.07.28,Fri 「久々にゲーム仲間に会ってみる。」

早めに仕事をあがる。

こういう時にフレックス制度は便利である。 もっとも、昨日から会社に泊まっているので、 勤務形態などぐちゃぐちゃなんだけどね。

と言うのも、大学時代からの友人であるA君家族が帰郷するので、 会う約束をしていたのだ。彼は現在京都在住なのだが、 奥様の実家が東京の方なので、「帰郷」が「上京」を意味する。 1歳になる娘さんもいるし、外で会うよりかは、 家に招待したほうがいいかと。

別に、昨晩会社に泊まることを予見していた訳ではないが、 一昨日のうちにミートソースを作っておいて良かった。特製パスタとリゾットは成功。 喜んでもらえたようで良かった。短い時間だったが楽しかったのだ。

ちなみに、A君とは大学時代からのゲーム仲間である。当然ゲームの話もでる。 と言うわけで、終わらせてしまった要らないゲームをたくさん貸したのだ。 都合10本ぐらいか。それを小脇に抱えて喜んでいるA君は、奥様に呆れられていた。

えーと、それを持っていた私も呆れられたんだけどね。


00.07.29,Sat 「一人寂しく過ごしてみる。」

家でじっとしていたのだ。

本来ならば、 横須賀のNさん宅でバーベキューパーティーに参加している筈だったのだが、 連日の激務で、とても横須賀まで行ってられない。肉より睡眠である。 と言うことで、朝に御主人様(仮名)を送り出し、睡眠をむさぼっていたのだ。

だが、いくらなんでも昼まで寝てれば、目が覚めてしまう。 結局だらだらとゲームをしたりゴロゴロしたりして一人で過ごしたのだ。 何とも非生産的な一日である。

ちなみに、今日は私の30回目の誕生日。

寂しい。

ラーメン オーモリ(東大和)「ラーメン」


00.07.30,Sun 「鰻を食べ損ねてみる。」

世間的には土用の丑の日である。

だが、夕食には鰻ではなくピザを食ったのだ。 と言うのも、uttieさんの 『臨時やもめ状態を祝う会』を開催されたからだ。

えーと、「祝う会」といっても、 参加者はuttieさん本人と御主人様(仮名)と私の3人だけであるから、 実はそんな大したコトではない。Ensemble Laputanの我らがアイドル兼チェンバリストのMちゃんが、 3ヵ月程外国に勉強しに行く関係で、 その夫であるuttieさんが「臨時やもめ」になってしまったのだ。

えーと、「祝う」と言うのも間違っているんだけどね。 3ヵ月後にはMちゃんも帰ってくるし、そもそも祝うようなコトでもないのである。 とにかく、 先日の北海道旅行のお土産を渡したくて、 たまたまuttieさんも私も暇だったから会ったと言うだけの話なのだ。 「ごく近所に住むuttieさん宅にぶらりと寄った」と言うのが正確な表現であろう。

と言う訳で、ピザを食らいながら色々な話に花を咲かせた。彼も、 奥様が居ないのを良いコトに、様々な物欲を炸裂させているようである。 Visorもさることながら、 NM502iというケータイも入手していた。 Matrixな気分満点な上に、ケーブルなしでVisorと通信が出来てしまう。 羨ましいぜ。

うーん、でも鰻も捨てがたいのだ。


00.07.31,Mon 「後向きに倒れてみる。」

終電で帰宅。

晩飯は私の好物である鳥の唐揚げと打ちたてパスタの料理だ。

食った直後に後向きに倒れて、そのまま気を失った。

起きたら、8/1の朝だった。

こんなすさんだ生活も、今月半ばまでの我慢。

終りが見えてきただけでも、少しは進歩したか。


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Last modified: Sat Oct 27 22:10:32 LDT 2001
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