00.08.01,Tue | 変人に遭遇してみる。 |
00.08.05,Sat | 電話を取ってみる。 |
00.08.06,Sun | 散財してみる。 |
00.08.07,Mon | 感慨にふけってみる。 |
00.08.08,Tue | いつもと同じ電車に乗ってみる。 |
00.08.10,Thu | 終電間際のホームで観察してみる。 |
00.08.11,Fri | 覚悟を決めてみる。 |
00.08.12,Sat | 花火を見逃してみる。 |
00.08.15,Tue | 解放されてみる。 |
いつものことながら、深夜に電車に乗ると変った人に遭遇することが多い。
ちなみに、この文章は「車窓に写る自分の姿に遭遇する」と言う意味ではない。 確かに私は変人ではあるけど、自分以外の変人に遭遇することが多いってコト。
えーと、こんな訳の分からないボケはさておき、今日の変人である。
と言う所まで書いて、良く考えてみると、 どんな変人だったか全然思い出せないのだ。
やっぱり変人は私?
ちょっとの間、この駄文の公開を休止するのだ。
実は、以前より、毎日書くのが何だか負担になっていた。 最近の激務も手伝い、なぜこんなモノを書き連ねているのか、 自分でも分からなくなってしまったのだ。
最近、自分の周りの環境が、 自分が想像していたより遥かに速いスピードでまわり始めている。 日記は書き続けるつもりであるし、気が向けば公開もする。
いつもいつも、このページを読んで下さり、本当にありがとうございます。
2000年8月5日
休日出勤。
本来ならば、職場の人達と葉山の海辺でウクレレなぞ弾いている筈だったのだ。 だが、〆切は刻々と迫り来る。休日出勤でもしなければ追い付かない。
現地から電話をかけて来たヤツがいた。
「今から旨いモン食うんだ。じゃね。」がちゃ。ぷー、ぷー、ぷー。そいつは、こちらの返事も聞かずに電話を切った。
彼が何を言いたかったのか良く分からないが、 こちらには、ぶつけようのない腹立しさが残るだけ。 何でそんなことするんだろうか。気の効いた冗談のつもりなのだろうか。 同席する人達にはウけるかもしれないが、面白く感じるのはそいつらだけである。
ふざけるな。
物欲が暴発してしまったのだ。
「してしまった」なんて受動態で書いているけど、 正確には確信犯的に暴発させたのだ。 と言うのも、最近異様に仕事が忙しいおかげで、 前から予定していた週末のイベントを事如く断わっている。 3週連続で休日出勤。ストレスも貯る筈だ。
と言う訳で、物欲を暴発させて来たのだ。
まずは、秋葉原で uttieさんと待ち合わせた。待ち合わせ場所が Palmの専門店である イケ・ショップだったと言う時点で、 散財確定である。普段から愛用しているPalmVx用のハードケース(ブルー)を購入。
その後は、デジカメである。そう、ワザワザuttieさんを呼び出して、 物欲の爆発に付き合わせた理由は、ここにある。 デジカメを使って毎日日記を綴る彼のアドバイスを乞うためである。
彼が現在使っているデジカメ購入に際して注目した点は、 「絞りの明るさ」だそうだ。デジカメに限らず、沢山写真を撮ると、 どうしてもフラッシュが焚けない状況に遭遇する。 絞りの明るいカメラを用いれば、そんな時にも安心なのである。
と言う事で、絞りに着目して機種を選定すると、 F2.0 までの明るいレンズを搭載したデジカメはCamediaの上位機種だけであった。 他社製のモノは概ね F3.2 以上しかない。ということで、 O社のデジカメ、 C-2020Zoomである。ちなみに、 これはuttieさんが愛用するC-2000Zoomの後継機種にあたる。 値段は62,800円。インターネット通販の価格が69,800円で、 それと比較しても格安である。何だか良い買い物をすると、気持がいい。
もっとも、隣に並んでいた、B級品のC-2020Zoomにも惹かれたのだ。 このB級品、なんと49,800円だったのだ。韓国籍らしい店のおね〜ちゃんは、
「傷があるからB級なのですが、開いて中身を確かめてから買って大丈夫。」(原文ママ)と言っていた。動作には支障はないそうなのだが、 本体に傷があるらしい。良く聞くと、メーカー保証は効かないらしい。 う〜ん、アヤしい。
その後、麻布のモンスーンカフェでタイ料理を食す。気分の良いサービス、 美味しい料理、料理にぴったりの夏の雰囲気が味わえるオープンエアが、 何とも心地よい。
オアシス。
〆切まで、いよいよ後1週間。
いまやっていることは、米国、ヨーロッパと日本の企業の共同作業なので、 24時間、誰かが作業をしているということになる。 よくよく考えて見ると、なかなか国際的だなぁ。 って、よく考えなくても国際的なのだが。
それに、各国の人達は深夜まで作業しているようなので、 こっちの昼間にメールを書いて送信しても、 夜中の国からすぐに返事があったりして、 「おお、そっちもがんばっとるんだなぁ。」等と感慨深い。
だからと言って、私の仕事が減る訳では全くないのが、とほほ なのだ。
今月の頭から職場に新人が来たのだが、ようやく歓迎会が開催されたのだ。
全てを忘れて夜中までカラオケなぞ歌ったりしたのだ。 嗚呼、ずいぶん遅くなったなぁ。終電前の電車に乗る。
っていうか、仕事しようが遊ぼうが、おんなじ電車なのが悲しいのだ。
終電間近の駅。
乗り換えを待っている間、ホームのベンチに座ったのだが、 ちょっとヤバめの人が座っていたのだ。座っていたと言うよりは、 ベンチに座って眠っていたんだけどね。 ちなみに、ここから先はかなり汚い話なので、 その手の話がダメな人は読まない方が良い。
で、どうヤバいかというと、大量のアルコールを摂取しているようだったのだ。 ホームのベンチで寝るぐらいだから、その人の許容量を越えている筈。 ということは、その人が起きたら、「んげろげろげ〜」 とやってしまう可能性が高いと言うことだ。私の経験からすると、 酒で正体不明になった人は、意識が戻ると同時に core dumpする確率が非常に高い。
そうしたら、近くに座っていたオバさんが、
「○○方面の最終だよ、電車終っちゃうよ!」などとお節介にもその人を揺さぶった。ああ、ヤバいよ、それは。 その人を起こしちゃダメだよ。
だが、その人はオバさんの手を払い除け、眠り続けた。 私の乗車している電車はまだ発車しないので、観察を続けていたのだ。う〜ん、 私って、性格が悪いかも。って前々から分かってはいたんだけどね。
で、その人は体勢を変えたと思ったら、頭から地面(ホーム)にどかんと倒れたのだ。 あ、そりゃヤバいだろう。思いっきり頭から落ちたぞ。打ち所が悪ければ、 脳内出血してんじゃないか? ちょっと心配になって来る。
更に観察を続けると、背中が上下しているので、息はしている様子である。 おお、生きているか。と、ちょっと安心した途端。
んげろげろげ〜。
嗚呼、やっぱり。
またもや、海外と電話会議。
で、会議の内容で、明後日までに一仕事仰せつかって、 明後日に電話会議で話合いをするということになったのだ。
って、明後日は日曜日じゃん。ってことは、明日も明後日も出社ですか。 今週中はろくろく寝ていないので、週末がなくなるのはキツイんですけど。 と言っても、〆切は月曜だし(米西海岸時間)、背に腹は代えられない。
さようなら週末。
本来ならば、晴海埠頭で花火を眺めている筈だったのだ。
というのも、知人から東京湾花火大会の会場入場券を譲ってもらったのだ。 確か、この花火大会はコンピュータによる制御で、 かなり絶妙なタイミングでばしばし花火が上がる。 個人的には、警官にせかされて、嫌になるぐらいの人混みの中で、 のろのろ歩きながら見た記憶しかない墨田川花火大会よりもポイントが高い。
しかも会場である晴海埠頭の真ん前で上がるので、息を飲むような迫力である。 蒸し暑い埠頭で、花火を見上げながらビールを飲む。くぅ〜。 考えただけで嬉しくなってしまう状態だ。
の筈だったのだが、仕事が忙しいので、 結局御主人様(仮名)の友人に代わりに行ってもらったのだ。
ちなみに、結局仕事が終って帰宅したのは午前2:30。 しかも明日は8時に出社せねばならぬ。
うーん、ここまで来ると、 「過労死」という言葉がなんとなく身近に感じられるから恐い。
8/15 16:00、日本。8/15 0:00、カリフォルニア(夏)。
この時間をもって、解放された。
この半年以上、僕を追いたて続けた仕事が一段落したのだ。
多分、カリフォルニアではシャンパンを抜いて祝っていることだろう。
一緒に仕事をして来た上司と、職場の人を誘って、街に繰り出す。
久しぶりに、心の底からリラックスする時間。
そろそろ、また日記の更新を再開するのだ。
正に地獄のような仕事も一段落し、リフレッシュのための休暇を取り、 ようやく生活にも余裕ができてきた。 と言う訳で、気分一心書き貯めたネタ、じゃなくて、日記を公開するのだ。 ちなみに、8月5日以外の日記は、予告なしに不定期に公開する予定である。
「更新しない」と書いたのに、 毎日のようにページをチェックして下さった皆様、 プレッシャーを与えて下さって本当にありがとうございます。 ぐるぐると回るカウンタを見て心を痛めておりました。 どうぞ、これからもよろしくお願い致します。
2000年8月20日