2001年1月前半の「がまんしましょう。」


01.01.01,Mon明けてみる。
01.01.02,Tue揺れを堪能してみる。
01.01.04,Thuスキーを断念してみる。
01.01.06,Sat宴会も断念してみる。
01.01.07,Sun初滑りをしてみる。
01.01.08,Mon雪の中で洗車してみる。
01.01.12,Fri西に向かってみる。
01.01.13,Sat伊勢神宮でお参りしてみる。
01.01.14,Sun買い忘れてみる。
01.01.15,Mon思い浮かべてみる。

00.01.01,Mon 「明けてみる。」

明けましておめでとうございます。

などと、かしこまってみたのだが、さあ、いよいよ21世紀の始まりなのだ。 と言ってみたところで、実は普段の元旦とあまり変わりがない。

あ、ちょっと違うことといえば、普段より寒いことか。 というのも、真下に住んでいるA木さんがどうやら帰郷してしまったようなのだ。

説明しよう。皆さんご存知のとおり、暖かい空気は上に昇る。 当然、1階に住むA木さんの暖気は天井付近に停滞する。 すなわち、その空気は2階に住む我々の床付近に停滞していることになる。 つまり我が家は実質的に床暖房つきで暮らしているのだ。 いままでA木さんのおかげで、真冬でも大して暖房を入れずに快適な生活を送っていた。

ところが、A木さんが帰郷してしまったおかげで、 大事な大事な床暖房が停止してしまったのだ。困ったことになった。 ああ、こんなんだったら、A木さんと仲良くしておけば良かった。 なるほど、「汝、隣人を愛せ」とはこう言うことだったのか。

って、違うような気がする。


00.01.02,Tue 「揺れを堪能してみる。」

昨日購入したゲームで遊んでみることにしたのだ。

なんだかんだ言って、元旦から開店しているところが多い。ゲーム屋もしかりである。 ちょっと前までは開いているのはコンビニぐらいなものだったから、 それに比べれば大変便利になったものだ。

ということで、何故かゲーム屋へ。 延々と遊び続けてきたゲームも つい先日終わらせたので、新たに延々と遊べるものを物色しに行ったのだ。 御主人様(仮名)のストレス発散にも役立ちそうな格闘ゲームを中古で購入した。 ここだけの話、御主人様(仮名)は適当に連打などの操作でも勝ててしまう 格闘ゲームが大好きで、ストレスが溜まると Dead or Alive2 という題名のゲームだ。

ところが、これが結構すごいのだ。何がすごいって、揺れるのだ。 もちろん、私は「下品」が服を着て歩いているような人間であるので、 揺れて私が喜ぶものと言ったら乳である。 えーと、ちなみに「乳」と書いて「チチ」と呼んで頂きたい。

そう。女性キャラクターの乳がぶるんぶるん揺れるのだ。 女性キャラクターが技を繰り出すたびに揺れる。 キック、ぶるん、パンチ、ぶるん。パンチ、ぶるん、パンチ、ぶるん。

「おひょお。」

思わず感嘆の声が出てしまう。

新年早々、御主人様(仮名)の冷たい視線が背中に痛いのだ。


00.01.04,Thu 「スキーを断念してみる。」

朝早く起床したのだ。

どれぐらい早いかと言うと、午前3時前である。 普段の就寝時間が午前2時などであるから、 就寝してすぐ起床といった具合である。 って、そんな訳ではなくて、前日は午後9時には就寝したのだが。

で、こんな真夜中から御主人様(仮名)は甥姪と義兄でスキーに出発。 私は前日から鼻水が止まらなくなり、 微熱が出ているようなので結局参加を断念した。 と言う訳で改めて就寝。

結局、午前11時にようやく起床し、 ひなが揺れを堪能。 まるで無駄な一日のスタートである。

っていうか、病人らしくおとなしくしてろよ。


00.01.06,Sat 「宴会も断念してみる。」

予想通り、風邪が今度は御主人様(仮名)に伝搬したようなのだ。

結局、予定されていた 宴会の出席は断念。

会場からは電話を貰い、一通り知合いの参加者の声を聞く。

涙目。

とんでんかん(東小金井)のりラーメン(ハリガネ)


00.01.07,Sun 「初滑りをしてみる。」

かぐら・みつまたスキー場に行ったのだ。

というのも、御主人様(仮名)の具合も復帰し自力で いろいろなことが出来るようになったようだからである。 そもそも、折角4,5日と休みを取って驚異の11連休を楽しむ予定だったのに、 その休みの日に体調を崩して家でごろんごろんしていたのだから、 連休を全く楽しまずに、無駄に過ごしていたことになる。 それはいくらなんでも悲しい。

えーと、だからといって病人をほったらかしにしてスキーに行くのを 正当化できる訳ではない。

肝心のスキーは最高だったのだ。雪も降っておらず、風も穏やか。 前日までに降り積もった雪は、握っても雪玉にならない極上のパウダースノー。 しかも朝一だったのでスキー場もまだガラガラ。 そしてなにより、朝一で頂上に立った時に見えた景色が圧巻だったのだ。 見渡す限りの雲海が下界に広がっており、 付近の湯沢、神立など、高度の低い場所にあるスキー場はすべて雲の下である。 ものすごい優越感である。年始めから縁起が良いのだ。

えーと、だからといって病人をほったらかしにしてスキーに行くのを 正当化できる訳ではない。

というか、何なのだ、この高まる後ろめたさは。


00.01.08,Mon 「雪の中で洗車してみる。」

うう。腹が痛いのだ。

言っておくが、食べすぎではない。ただの筋肉痛である。 というのも、昨日スキーをしたおかげで、 普段使わない筋肉がめちゃくちゃ痛むのだ。えーと、 私は普段から筋肉を使わないので、 つまるところ腹だけでなく全身が痛かったりもするのだが。

しかも、日も出ていない所為か寒い。

昨日の雪は朝方まで降っていたようなのだ。 そもそも、昨晩はスキー場から帰ってきた訳で、 雪景色に対して麻痺していたようなのだが、 起床して改めて窓から見える景色を見渡すと、実にさむざむとしている。 歓声を上げて雪まみれになりながら遊んでいる子供達を呪い殺したくなるぐらい寒い。

だが、昨日はスキー場から帰って来たのである。 つまり、車は融雪剤まみれということである。 このまま放置していたら錆まみれになってしまう。 ということで、車を洗うことにした。 いつもはぴかぴかの車のまわりで動きまわっている人達で溢れている洗車場も、 一面に雪が積もっており、さすがに誰もいない。だが、ここでめげてはいけない。 車を長持ちさせたければ融雪剤を洗い流さねばならぬ。

通りすぎる車の中からの視線は、降り積もった雪よりも冷たい。

も、もしかして今の私って、端から見たら変人?


00.01.12,Fri 「西に向かってみる。」

夜の東名高速を西に向けてヒタ走っていたのだ。

というのも、父親が単身赴任で名古屋に行ってから早2年が経ち、 そろそろ転勤があるだろうし、私自身も近い将来に出国してしまうので、 行っておきたいと考えていたのだ。

基本コンセプトは「名古屋の名物料理を父親の財布で食いまくる」である。

だいたい御主人様(仮名)も離職した今、 私の乏しい稼ぎだけで豪勢な旅行などできるわけがない。 食費のほかにも、泊まる場所は父のマンションの予定である。 ということは、移動にかかる以外の費用はすべて浮かそうと言う魂胆である。 三十路を迎えた妻帯者がこんなコンセプトで旅行に出かけるなんて、 情けないこと極まりないのだが、そんな細かいことは気にしない。

ということで、退社後に御主人様(仮名)と待ち合わせて出発。 名古屋に向けて東名高速をヒタ走る。とにかく午前0時前には着きたい。 無我夢中で西へ向かうのだ。

しかし、もう夜も10時をまわると、まわりはほとんどトラック。 しかも全車速度が出ているので、運転席の上にある緑のランプは全部点灯している。

ちなみに、このランプ、積載量5トン以上の大型貨物車に取り付けてあり、 速度表示灯と呼ばれるそうである。歩行車や対抗車から速度が一目で分かり、 運転者にとってもスピード抑止になる目的で付けられ、 時速20、40、60と速度が上がる毎に1つ,2つ,3つと点灯する仕組みだ。 一昨年、規制緩和に伴い義務付けは廃止されたが。

というわけで、トラックに囲まれる。何だか恐い。 もちろん対抗車線を走る車も全てトラック。 緑のランプに囲まれての走行。しかしそんなことは気にしてはならない。 もっとも連中を刺激するような運転さえしなければ快適でなのだ。

にんにきにきにき、にんにきにきにき、なのだ。

って、分かる人いるのか?

傾奇者(三鷹)ラーメン(大盛り、卵)


00.01.13,Sat 「伊勢神宮でお参りしてみる。」

伊勢神宮にお参りに行くことにしたのだ。

なんて書くと誤解されるかも知れないが、 昨晩到着した名古屋から伊勢神宮はあまり近くはない。 地図で見ると、180kmぐらいの距離はある。あんまり遠くには行きたくなかったのだが、 父のリクエストとあれば仕方がない。 基本コンセプトが「名古屋の名物料理を父親の財布で食いまくる」 であることを忘れてはならない。 下手に逆らっては、「食いまくる」どころの話ではなくなる。

ということで、伊勢らしい写真を一枚。

赤福本店
これを「福赤」などと読んではイケナイ。伊勢名物といえば、赤福である。 ということで、内宮前の赤福本店を撮影。「創業宝永四年」とある。

おっと、もう一つ、伊勢名物と言えば手こね寿司。

手こね寿司

食いモノに関する写真ばかり撮っているところが、実に情けないのだ。


00.01.14,Sun 「買い忘れてみる。」

名古屋滞在最後の日なのだ。

実は、昨日は伊勢の帰りに、 松坂の 斎宮歴史資料館にも寄った。これも父親のリクエストなのだが、 「名古屋の名物料理を父親の財布で食いまくる」 という基本コンセプトに沿うためには、彼を喜ばせることが大前提てある。 ここで下手に機嫌を損ねてしまうと、自腹を切る羽目になってしまう。

その努力の甲斐もあって、昨晩はまんまと名古屋コーチンを食うことに成功。 鳥久という老舗の鳥専門店で味噌煮込み鍋、きしめんつきである。 味の方は推して知るべし。

更に、今日は、昼食にひつまぶしをご馳走になる。もう大満足。 ひつまぶしをご馳走になった後は、すぐ父親と別れ、 お土産を買いに名古屋中を遁走する。 食うものを食ってしまえば「ハイさようなら」なのだから、 なんとも冷酷な息子である。

ということで、お土産に頼まれていた味噌煮込みうどんを購入するために 栄の山本屋総本家にも寄ったのだ。ところが、お土産だけのつもりが、 何故か席につき、味噌煮込みうどんを啜りこんで居る自分を発見。 いささか量の多いオヤツだと思えば良いのだ。ちなみに、 偉大なのは付き合いながらも、ぺろっと平らげた御主人様(仮名)である。

満足しながら東名高速を東へ。ところが、川崎ICを降りて気づいたのだ。 せっかく本店まで赴いておきながら、赤福を買って帰るのを忘れた。

がーん。


00.01.15,Mon 「思い浮かべてみる。」

イタリアのお土産を持ってuttieさんが遅くに来宅。

ふと5年後の自分を思い浮かべてみた。

自分の将来に不安を持っていない人間などいない。


|最近の「がまんしましょう」| 「がまんしましょう」一覧|

Valid HTML 4.0! Copyright (C) 2001 Yusuke Hiwasaki
Last modified: Wed Oct 31 20:24:02 CET 2001