1999.02.03「デジカメが欲しぃ〜」

実は私は、「物欲大魔王」なんです。 物欲がとめどもなく溢れ出てくるタイプの人間です。 例えば、何かが欲しくなって、買う。 普通の人間ならここで満足して「おわり」なのですが、 私の場合、しばらく経つと新たな物欲が湧いて来ます。 これは特に電子機器関係のモノに顕著にあらわれ、 PCパーツを次々と購入して行く様を 見れば分かるでしょう。

で、「メッセージ」の欄にも書いてありますが、今最も欲しい物はデジカメ。 といっても、ディジタルな亀な訳じゃなくて(寒)、スティルカメラです。 第一の使用目的は、web pageに載せるため。 工事中の楽器紹介ページが全く更新されないのは、 やっぱりデジカメがないからです。

で調査して見ました。最近のディジタルスチルカメラは、 150万とかの膨大な数の画素がくっついているらしくて、相当な画像が撮れるそうです。 F社の藤原紀香ちゃん(最近のお気に入り)なんて、滅茶苦茶綺麗に写ってますねぇ。

どうも、最近のデジカメは、 スマートメディアと言う媒体に録画するらしい。 これが、クレジットカードの半分ぐらいの大きさのカードで、 カメラに差し込んで使います。実物を見せてもらいましたが、驚く程小さいです。 コイツは2MBから16MBまでの容量を持つようです。 これを例えばF社のフラッシュパスという、 FDD(*1)に入れるためのアダプタに装着すれば、他に余分な ハードウェアなしに読み込むことができる。 以前のデジカメならシリアルポートにケーブルで繋いだりしていたのが、 なんとも簡単になったもんです。スマートメディアも複数枚持っていれば、 残り画像枚数を気にせず撮影できますしね(それより電池が先にいっちゃうでしょう)。

で、カメラ自体はピンキリということも分かりました。 ローエンドの35万画素からハイエンドは150万画素で、 今年の4月に発売されるS社の物に至っては200万画素以上。 当初はどうせweb pageに貼り込んでディスプレイで眺めるなら、 35万画素とかで十分かなと思っていましたが、いざカタログ集めをしたりすると、 欲がむくむくと湧き上がって来ます。 Web surfingしてみても「80万画素でも普通のスナップカメラより劣る」 なんて文章を見かけたりしますから、そうすると高性能なモノが欲しくなるのが、 人情ってモンでしょう。

ま、こうやって買うまでの過程も楽しいモンですが、 買ってしまった後、次に何が欲しくなるのか今からオソロシイです。 ドリームキャストかな?

(*1)FDD
フロッピィディスクドライブ。 どんな計算機でもついていると思っていたんですが、 iMacにはなかったりするらしい。

今日の推薦CD:
A.Corelli "Sonate a violino e violone o cimbalo, Op.5"
Trio Sonnerie [M.Huggett (Vn), M.Meyerson (Cemb, Org), S.Cunningham (Vc)] and N.North (Theo)
Virgin veritas, VCD 5 45078 2-3, 1994

カメラはCamera。伊語では「室内」と同じ意味です。 実は大昔は風景画を書くために壁に小さな穴を開けて、 光の干渉の原理を利用して、その反対側の壁に風景を映し出し、 それをなぞることによって写真と同様の品質の絵を描く手法がありました。 これが現在のカメラの語源および原理です。

前置きが長くなりましたが、本日の推薦はコレルリのヴァイオリンソナタ全集CDです。 コレルリのヴァイオリンソナタを古楽器を用いたモノは、 他にクイケン氏や寺神戸氏による演奏もありますが、 同曲の全集はこれが最初だと思われます。

演奏のモニカ・ハジェット氏は、卓越した技術と音程でノビノビと演奏しています。 コレルリ自身による(と言われている)装飾も即興的に演奏されており、 円熟した深みのある演奏だと思います。 オルガンとチェンバロを使い分けた変化に富む通奏低音に、 ナイジェル・ノース氏のリュート(属)のサポートが加わり、 曲毎に音色の変化がつけられていて飽きさせません。

で、どうしてコレルリのヴァイオリンソナタがカメラと関係あるのかと言うと、 形式です。 コレルリのヴァイオリンソナタは全12曲からなり、 前半6つがSonata da Chiesa(教会ソナタ形式)、 後半5つ(最後はLa Foliaなので除外)がSonata da Camera(室内ソナタ形式)に なっています。そこでカメラ→Sonata da Cameraのコジツケが成立する訳です (ふぅー苦しいぃ)。

このCD、オススメなのですが、 秋葉原の石丸でこのCDを購入した横田の報告によると、 すで廃盤となってしまっているようで、非常に残念です。


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Copyright (C) 1999 Yusuke Hiwasaki