Last modified: Wed Oct 20 23:55:40 JST 2004

演奏記録


アンサンブルの生い立ち

以前1992年から1995年まで活動していた、アンサンブル・サテュロス というアマチュアの弦楽アンサンブルがありました。 1992年9月の初回のコンサートを企画するに当たって、 弦楽合奏ばかりじゃつまらないだろうと、フルートの曲も入れることになり、 モーツァルトのフルート四重奏を演奏するために人が駆り出されました。 その駆り出された中の、チェロ弾きと笛吹きが意気統合したというのが、 私達のアンサンブルのはじまりです。

その後は、日和崎と岩澤で Fl+Vc という編成の ヴィラ・ロボス作曲「Jet Whistle」という風変わりな曲や、 横田を加えてギロヴェッツ作曲のフルート・トリオなどを演奏しましたが、こ のフルート・トリオの録音が カザルス・ホール主催の「アマチュア室内楽フェスティバル」の テープ審査(なんと10倍)を通過してしまいました。 審査にあたった世界的なヴィオラ奏者の今井信子さんや、 当日ゲストとして聴きにいらしていたチェロ奏者の堤剛さんにも、 身に余るお褒めの言葉を頂きました。

結果としてこれが最大の転機となり、『まろトリオ』としての アンサンブルがスタート。その後大倉山記念館からの演奏を依頼されて、 水曜コンサートの出演をなどをしました。 やがてアンサンブル・サテュロスは活動を停止、アンサンブルとして 音楽を続けて行くためには自分達で企画をしなければならなくなり、 現在に至ります。


「パリに捧げた花束」

2003年9月23日(火・祝)、開場:14:00 開演:14:30、東京オペラシティ近江楽堂(京王新線 初台)

G.P.テレマン「6つの四重奏曲集」よりコンチェルト第1番ト長調
F.クープランクラヴサン曲集第1巻第1オルドルより
G.P.テレマン「パリ四重奏曲集」より第6番ホ短調
M.ブラヴェソナタニ短調作品3-2(リコーダー編曲)
J-F.ルベルヴァイオリンソナタ第5番ニ長調
G.P.テレマン「パリ四重奏曲集」より第1番ニ長調

フラウト・トラヴェルソ、リコーダー:日和崎 祐介
バロックヴァイオリン:横田 祐斗 バロックチェロ:岩澤 純
チェンバロ:榑谷 学


「18世紀ドイツの饗宴」

2000年10/28(土) 19:00、シオンの群キリスト教会(新井薬師前)
2000年11/ 5(日) 14:00、SDA教会(立川)

G.P.テレマン『食卓の音楽』よりfl,ob,vn,通奏低音のための四重奏 ト長調
G.P.テレマン無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジー
G.P.テレマン無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジー
G.P.テレマン『食卓の音楽』よりfl,ob,通奏低音のための三重奏 ホ短調
A.ギーロヴェッツfl, vn, vcのためのトリオソナタ ニ長調
J.S.バッハパルティータより 第1,4楽章
J.C.バッハfl,ob,vn,vc,cembのための五重奏 ニ長調

バロックオーボエ:江崎浩司(客演) フラウト・トラヴェルソ:日和崎 祐介
バロックヴァイオリン:横田 祐斗 バロックチェロ:岩澤 純
チェンバロ:平野智美
プログラムの詳細


「イタリアバロックの風と光」

1999年10/30(土) 17:00、シオンの群キリスト教会(新井薬師前)
1999年11/ 3(水祝) 14:00、SDA教会(立川)

D.カステッロ:ソナタ第3番
G.フレスコバルディ:カンツォン「ラ・ベルナルディーニア」
G.フォンタナ:ソナタ第15番
D.ガブリエッリリチェルカーレ第3番 ニ長調
T.メールラ:カンツォン「ラ・カッタリーナ」
G.フレスコバルディ:トッカ−タ第1番(第2巻より)
A.コレルリ:ヴァイオリンソナタ作品5第3番
J.ロカテルリ:トリオソナタ作品8第3番 ホ長調

フラウト・トラヴェルソ、リコーダー:日和崎 祐介 バロックヴァイオリン:横田 祐斗
バロックチェロ:岩澤 純 チェンバロ:内村まり子


「後期バロック音楽の愉しみ」

1998年10/25(日) 14:00、SDA教会(立川)
1998年10/31(土) 19:00、同仁キリスト教会(護国寺)

J.S.バッハ:トリオソナタ ト長調 BWV1038
G.P.テレマン:ファンタジー 5番 ヘ長調
G.P.テレマン:トリオソナタ ヘ長調
G.F.ヘンデル:第1組曲 イ長調
J.M.ルクレール:「音楽の愉しみ」第2集 ニ短調

フラウト・トラヴェルソ、リコーダー:日和崎 祐介 バロックヴァイオリン:横田 祐斗
バロックチェロ:岩澤 純 チェンバロ:内村まり子
プログラムの詳細


「18世紀のドイツ室内音楽」

1997年3/28日(金) 19:00、同仁キリスト教会(護国寺)

C.P.E.バッハ:トリオソナタト長調
J.ハイドン:ロンドントリオ1番
J.クラインクネヒト:フルートソナタト長調
C.P.E.バッハ:プロシア王ソナタ
J.S.バッハ:「音楽の捧げ物」よりトリオソナタ

フラウト・トラヴェルソ:日和崎 祐介 バロックヴァイオリン:横田 祐斗
バロックチェロ:岩澤 純 チェンバロ:北御門 はる


大倉山記念館水曜コンサート

1995年11/1日(水)、大倉山記念館(横浜)

W.ギロヴェッツ:フルート四重奏ニ短調

フルート:日和崎 祐介 ヴァイオリン:横田 祐斗
ヴィオラ:倉橋 紀子 チェロ:岩澤 純


カザルスホール アマチュア室内楽フェスティバル

1995年2/25日(土)、カザルスホール(お茶の水)

W.ギロヴェッツ:フルートトリオニ長調

フルート:日和崎 祐介 ヴァイオリン:横田 祐斗
チェロ:岩澤 純


私達の考えること

音楽は、しばしば『形のない芸術』と表現されることがありますが、 消えてゆく運命にある音が鳴っている瞬間というのは常に至福の瞬間でありたい、 と私達は考えております。 そこで、この『至福の瞬間』を皆様と共有するにはどうしたら良いか、 常に方法を模索している次第です。

まずは、演奏する音楽の時代には余り拘らず、 名曲を取り上げて行きたいと考えています。 また、一般には知られていないかも知れないが、 素晴らしい音楽も世の中には存在しますので、 このような曲も積極的に取り上げて行こうと考えています。

また、メンバーは、普段から古楽器、モダン楽器を問わず演奏しますが、 古い音楽にはそれに適した楽器(いわゆる古楽器)を使用した方が、 その音楽をより良く表現できるのではないかと考えています。


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